【学生記事】映画学科の私が最近注目している監督

はじめまして!「BAS」アンバサダーの樋口実咲です。

私は、大学で映画の勉強をしているのですが、そんな私が最近注目している監督は、奥山由之監督と奥山大史監督です。
最近知ったのですがこのお二人、兄弟だそうで、今注目の奥山兄弟についてお話ししていきます!

弟さんの大史監督は、長編初監督作の『僕はイエス様が嫌い』で史上最年少でサンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞。
森七菜や米津玄師などのMVの監督や撮影を担当し、9/13公開の『ぼくのお日さま』ではカンヌ国際映画祭「ある視点部門」に選出され、今注目を集めている監督です!

© 2024「ぼくのお日さま」製作委員会 / COMME DES CINÉMAS

 なんと、私が所属している日本大学芸術学部で『ぼくのお日さま』の試写会があり、大史監督に質問ができる機会をいただきました!

「前作の『僕はイエス様が嫌い』でも、『ぼくのお日さま』でも、監督自身の子供の頃の経験をヒントに制作されていますが、子供の頃の経験を作品にする上で大切にしていることはなんですか?」という質問をさせていただくと、大史監督は、「子供のころは今よりももっと感情起伏があったというか、本当に些細な事で凄く落ち込んだり、舞い上がったりとして、あのときの時間がとても長く感じたし、キラキラして見えるし、そういったものがカメラのレンズを通せば、もう1回呼び起こされるんじゃないかと思うし、そういう映画を作りたいと思っています」と答えてくださいました。

 私は大学の課題で自分の経験を元に作品を作る課題が多く、どのように映像にしていくか悩んでいたので、子供の頃のキラキラした感情をもう一回呼び起こすという監督のお言葉に、これからの作品制作のヒントをいただき、そして励みになりました!

日芸生向け特別試写会当日の奥山大史監督や主演の池松壮亮さんの様子は、日藝ラプラスの記事をご覧ください!
https://cross.art.nihon-u.ac.jp/post/180

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由之監督の『AT THE BENCH』が11/15に公開になりますね!
Vimeoで無料公開をしていた第1・2編を観ていて、映像の美しさと温かさや、生方美久さん、蓮見翔さんの違った面白さのある脚本がとっても好きだったので、新たな脚本も加わった3・4・5編を観られるのがとても楽しみです!
私は生方さんの脚本が好きで、脚本の勉強をする際にもシナリオを読んで勉強させてもらっているので、第1編に加わり、第5編もとても楽しみにしています!
 由之監督の撮る、人を真っ直ぐ見ていて、人の自然な様子を写しているキラキラしていて温かい作品がすごく好きなので、新たな3・4・5編の映像も楽しみです!

これからもお二人の活躍を楽しみにしています!


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